夜勤明けの下痢に悩まされています・・・その原因と対処法
夜勤明けの下痢に悩まされています。夜勤をしていると、生活バランスが乱れることも多く、身体に異変が起きることがよくあります。その中でも「便通」は夜勤者にとっての悩みの一つとなっていると言えるかもしれません。
「最近、便通がよくない 便秘気味だ」「私は逆に便通が良すぎる」「下痢気味だ」など便通に関しての悩みはいろいろあります。
その中でも今回は「夜勤明けは下痢気味」になりやすい、という方の話です。夜勤明けに必ずと言っていいほど下痢に悩まされている、よく下痢をしてしまうという方。その原因と対処法を紹介します。
夜勤明けの下痢 原因と対処法
なぜ下痢をしてしまうのか
下痢は便の水分が多すぎる状態のことです。健康時の便と比較すると液体状の便が出ます。下痢は消化吸収能力の機能低下、毒物の服用、なんらかの感染症、薬剤の副作用、内分泌疾患によって発生する便が泥状や水様の症状。
下痢は急性のものと慢性のものがあり、発症から2週間以上のものを急性の下痢、2週間以上経過したものを慢性の下痢として扱います。便は大腸内で水分やミネラルを吸収されたうえで排出されますが、何らかの原因で水分を多分に残したまま排便されることがあります。これが下痢です(Wikipedia参照)誰しも今まで一度は経験したことのある、腹痛からの下痢。その原因は何でしょうか。
精神的なストレスからの下痢
緊張してしまうとおなかが痛くなる、下痢の時もある。という方は多いと思います。外界からのストレスによる緊張、精神的な不安感から、腸運動が過剰になってしまい、大腸の中を便が速く通過、水分があまり吸収されないまま排便されることになります。腸の動きは自律神経によってコントロールされています。自律神経は不規則な生活やバランスを欠いた食事から乱されてしまうことが多いです。
私たちは日々、仕事や人間関係、日常生活でさまざまなストレスにさらされています。悩みやストレスを感じることで下痢になってしまうことは一般的だということがわかります。
おなかを冷やしてしまう
夏場の暑い時期、エアコンの効きすぎた職場で長時間座っていると、体が冷えてしまいますよね。アイスクリームや冷たいジュースなどでおなかを冷やしてしまうと、おなかをこわしてしまいます。下痢の原因として、おなかが冷えすぎてしまって、冷えにより血行が悪くなって下痢をしてしまうということもあります。夏の時期、水分を大量にとってしまうことも多いですが、これも下痢の原因となる1つです。
時間の不規則さ
睡眠不足から下痢を起こすこともあります。夜勤者で下痢をしやすいという方は、睡眠不足が原因の下痢ということも考えられます。生活習慣が乱れてしまうと、腸の動きが悪くなり下痢をしやすくなるのです。食生活のバランス、食事をとる時間が短かったり(早食いをしたり)、食事をぬいたりすると下痢をしやすくなります。
夜勤で初めて働く方にとっては、昼夜逆転の生活に慣れるまでは、体に負担がかかります。それが原因で自律神経が乱れてしまい下痢をしてしまうこともあるのです。
自律神経に関してはこちらで詳しく解説しています。
https://rawside.net/archives/472
ウイルス感染による下痢
食中毒やウイルス感染が原因で下痢をすることがあります。感染性急性下痢と呼ばれるもので、発熱や腹痛、吐き気や嘔吐を伴います。最近ではノロウイルス等でのウイルス感染が流行しているので注意が必要です。風邪のウイルスでも下痢をしやすくなります。
夜勤明けに下痢にならないようにするには?
夜勤で働いている方、夜勤明けの下痢に悩んでいる方は多いと思います。では下痢にならないようにするにはどうすればよいのでしょうか。対策を解説しています。
ストレス解消をする
自律神経が乱れると腸の動きが悪くなり、下痢をしやすくなります。仕事や生活のストレスから自律神経は乱れることが多く、精神的なストレスを感じたら解消していきましょう。
ストレス解消方法は、自分の好きなことをおもいっきり行う、楽しむということが大切です。友人や彼氏彼女、旦那さんや奥さんと食事に行ったり、運動をしたり、読書をしたり、散歩をしたり、1人の時間を楽しんだりなど、自分自身が楽しいと思えるものを積極的に行うことで自律神経のバランスが整います。
ストレスをためこまないような生活スタイルが理想ですよね。そのためにもストレス解消できるものを日頃から考えておきましょう。
睡眠を充分にとる
下痢の主な原因の1つとして、睡眠不足があげられます。夜勤を行うとどうしても睡眠不足になりがちです。夜勤明けの朝やお昼の明るい時間になかなか寝付けないという方も多いと思います。夜勤明けや夜勤後は少しでも良いので仮眠、もしくは睡眠をとるように心がけましょう。どうしても寝つけない、寝れないという方は、ベッドの中でゆっくり目を閉じて心と体を休ませるのも良いです。
睡眠不足で健康を害することはよくあることです。日々、充分な睡眠をとれるようにすることが大切です。
食生活を改善する
食べ過ぎや飲みすぎ、胃腸に負担をかけるものなどを取り続けていると、下痢をおこしやすくなります。油っぽいものを大量に食べたり、普段以上の量の食事をとったり、アルコールの飲みすぎには充分に注意してください。
胃腸が疲れているなと感じた時は、おかゆや野菜スープなど、消化の良い食事を心がけることも大切です。腸内環境を整える、ヨーグルトやチーズなどの乳製品、納豆などの発酵食品がおすすめです。
夜勤明けの食事に関してはこちらで解説しています。
アイスクリームや冷たい飲み物をとりすぎてしまうとおなかが冷えてしまい、下痢の原因になります。冷えたものはなるべく控えて温かいものをとりましょう。水分のとりすぎにも注意してください。
体を冷やさないようにする
夏場、エアコンがついた職場にいると身体が冷え切ってしまいます。夏場の冷えには特に注意が必要です。エアコンが効きすぎた室内では、上着をはおったり、ひざかけを使用するのがおすすめです。冬場の体の冷えにも注意しましょう。夜勤で外で働いている方は、インナーに分厚いものを着たり、体を冷やさないようにカイロを貼るなど、体を常に冷やさない状態でいることが大切です。真冬の冷え対策を事前に準備しておきましょう。