夜勤で寿命が縮むは本当なのか?

2019年5月11日

「夜勤やると寿命が縮むよ!夜勤はやめとけ!」という言葉を人から言われたり、聞いたりしたこと、夜勤で働いている人ならあると思います。昼間に働いている人からすると、夜勤は体に良くない、健康に悪い、体調を崩して病気になる、寿命が縮む、などと思われがちなのですが本当にそうなのでしょうか?今回は夜勤と寿命の関係性、夜勤をすることで寿命が縮むのかを調べてみました。

夜勤で寿命が縮む・短くなるのは本当?

夜勤 寿命

夜勤で寿命が縮む、短くなることはあるのかどうなのか・・・。そのことを実際に研究、発表した方がいます。ヴィナール教授という方です。

フランス政府の委託で、ヴィスナール教授が2万人の交代勤務労働者を対象に調査した結果、夜勤は寿命を10年以上縮めるとの結論が出た。

40年以上前の記事なので真偽のほどは不明なのですが、寿命が10年以上縮むというのは平均値なので、それ以上に若くして亡くなられた方も多いということになります。この研究結果によりフランスは夜勤労働者の待遇を改善、法律を制定しました。土曜日の夜勤や日曜日の早朝を含む勤務形態を新たに編成することを禁止。夜勤労働者には温かい食事を提供、防音や遮光を義務付けた休憩室や宿泊施設を用意したということです。

このことから何がわかるのかというと、夜勤労働者に対して健康の維持、疎外感をなくす、体の負担にならない環境を企業が作り出す必要があるということです。夜勤をやると寿命が縮む、という言葉には嘘はないのかもしれませんが情報はかなり古いものとなっていて、現在と労働環境が全く違うので一概には言えません。言えるのは、夜勤は昼夜逆転生活を強いられてしまうので体内時計が乱れてしまい、肉体的にも精神的にも疲弊しやすいということです。

看護職は夜勤が多いので寿命が短い?

看護 夜勤

看護職の夜勤はとてもきつい仕事と言われています。数十時間は拘束されてしまう過酷な仕事、そのため寿命が縮む、寿命が短い、早死にするとさえ言われています。といっても実際のところはどうなのでしょうか。職場環境にもよりますが、看護職は仕事のローテーションが組まれていて、週休2日、もしくは3日は取ることができるところが多いです。(職場環境にもよりますが一般的に言って)

看護職よりも過酷なのは、介護職です。いついかなる時でも、緊急で呼び出されてしまい休憩もなかなかとりづらいです。看護職よりも賃金が低めなので、人手不足な施設も多く、一人で何役もこなさなければならないオーバーワークとなっています。職場環境が整った介護職であればいいのですが、現状は良質な環境とは言えないのかもしれません。それゆえ寿命も短いといわれても納得ができてしまいます。

健康体でいるには体内時計を整えておくのが良い

夜勤 体内時計

夜勤で昼夜逆転の生活をしていると、健康を害したり、精神的に疲弊してしまうことが多いです。肉体的にも精神的にも健康を保つためには、体内時計を整えておくことが大切です。
体内時計とは、多くの生物が地球の自転周期に合った約24時間のリズムで生活しており、生まれながら遺伝子にそのリズムが刻まれています。この24時間には覚醒、睡眠、ホルモン分泌や血圧、体温調節などの生理機能のほとんどが含まれており、それらは24時間のリズムで変動しています

体内時計が乱れてしまうと、さまざまな病気のリスクが高まります。がんや感染症、心臓疾患など、あらゆる病気の原因となります。病気により死亡率が上がる(寿命が縮む)と言えますよね。昼夜逆転で生活していく夜勤業務で体内時計を整えて生活することは可能なのでしょうか?どうすれば体内時計をうまく維持し、健康でいられることができるかを紹介します。

朝の光を浴びる

朝の太陽の光を浴びて、体内時計をリセットさせることが大事です。前述した通り、体内時計は約24時間周期となっています。しかしながら、体内時計は約24時間、実際のところ少し長い時間周期となっています。毎日リセットをすることで、地球の自転の周期を合わせています。ではこの「ずれ」を解消する方法とは何なのかというと、太陽の光を浴びることです。日の光をあびることで、体内時計のずれを直すことで、生理機能のバランスを整えます。

夜勤明けの疲れた体で太陽の光を浴びるのは少しきついでしょうが、健康維持のためにぜひとも行ってほしいことです。曇りの日でも太陽の明るさを浴びることができます。日中の太陽光をあびることで、睡眠や覚醒のリズムが整います。太陽光を浴びることでセロトニンという物質が脳から分泌され、睡眠ホルモンのメラトニンに変わります。このメラトニンという物質が不足することで体内時計がくるってしまい、健康を害するおそれがあります。

仮眠をとる

夜勤の休憩時間中に仮眠をとることができれば、取るように心がけましょう。眠気を生じやすい時間(午前2時から5時)は誰しも眠気がやってきます。
この時間に仮眠をとることができればとりましょう。

起きたらごはんを食べる

夜勤明けに仮眠(もしくは睡眠)を取った後は、食事をして体を起こしましょう。食事を抜いてしまうと頭がさえずにぼーっとしてしまったりします。十分な栄養をとることはとても大切です。