夜勤でハゲる原因・その対策 その2 ストレス解消で自律神経を整える
自律神経はハゲや薄毛の原因と深い関わりがあります。というのも、自律神経が乱れることで頭皮の血流が悪くなり、抜け毛や白髪が増えて薄毛になりやすいと言われています。自律神経を整えることで、血流も良くなり、髪の毛にもやさしいということです。
今回は頭皮を守るための「自律神経の整え方」を解説していきます。ハゲや薄毛で悩んでいる方の多くは、この自律神経の乱れによるものということがわかるはずです。
ハゲる原因と対策 自律神経を整える
自律神経とは何か？
まずは「自律神経」とは何でしょうか。自律神経とは自分の意識で動かせない部分を動かしている神経のことを言います。手や足は自分の意識で動かすことができますが、内臓の動きは自分で動かせません。自律神経が判断して動かしています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は活動時に、副交感神経は休息時に活発になります。
自律神経に関してはこちらの記事でも解説しています。
自律神経が乱れる原因は？
自律神経は24時間働いている神経です。交感神経と副交感神経のバランスをそこなうと自律神経の乱れにつながります。その原因がいくつかあるので紹介していきます。
精神的、肉体的ストレス
主に仕事や人間関係、生活で不安や悩みを抱えてしまい精神的なストレスを抱えた時。外的な怪我、病気、不快に感じる音や光など、自律神経の乱れの原因と考えられます。ストレスが大きくなると自律神経が乱れることになります。
生活習慣の乱れ
生活習慣、主に食生活や寝不足などが自律神経の乱れる原因となります。ジャンクフードや油っぽいものばかりを食べる食生活を続けたり、ほとんど寝ない、睡眠時間が極端に短かくて常に寝不足が続いたりすると、交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
自律神経と内分泌系、いわゆるホルモンは関連性があります、女性の場合は月経や妊娠、出産などのホルモンの変化によって強く影響を受けます。男性の場合は男性ホルモンが過剰に分泌されることで抜け毛の原因になります。更年期障害もホルモンのバランスを乱す原因となります。
自律神経が乱れると頭皮にどんな影響が起こるのか
ハゲや薄毛に大きく関わる「自律神経」。では、自律神経が乱れると頭皮にどんな影響が起こるのでしょうか。
自律神経が乱れることで血管の収縮が起こります。頭皮周辺の毛細血管が収縮することで頭皮に充分な血液が行き渡らずに栄養不足になり、髪質が細くなったり抜け毛の原因になります。自律神経と頭皮の状態というのは、密接に関係していることがわかります。
ということは、自律神経を整えることで、頭皮に悪影響を及ぼすことなくハゲや薄毛になりにくい、ということが言えますよね。では、どのような方法で自律神経を整えればよいのでしょうか。
自律神経を整えるには？
自律神経を整えるにはどうすればいいのでしょうか？自律神経を整えるにはストレス解消と生活習慣の改善を行う
ストレス解消と生活習慣の改善をしましょう
ストレスを感じると交感神経が優位になります。逆にリラックス、気持ちがゆったり落ち着くと副交感神経が優位になるということです。
仕事や日常生活、人間関係などのさまざまなストレスを解消するには、充分な休養をとることが大切です。睡眠、食事、運動の習慣を見直すことで、ストレス解消になり自律神経が整います。
睡眠時間は7時間以上8時間ほどの睡眠をとりましょう。夜勤が休みの日に寝だめをするのはよくありません。体が重くなり、疲労感を感じることになります。1日の睡眠時間を増やすことで、ストレス解消につながります。
食事は野菜中心、あまり油っぽくないものを食べるように心がけましょう。ジャンクフードやカップラーメンが食生活の中心となっている方は、野菜や魚の食生活に切り替えることをおすすめします。自炊をする時間がない方は、コンビニやスーパーでサラダや焼き魚、野菜の煮物などを1品購入するのが良いでしょう。あまりボリュームがあるお弁当（からあげやハンバーグ等）は、週に1回ぐらいにしておくのが良いです。
運動はとても大切です。できれば毎日がいいのですが、夜勤をやっていると本当に時間がないですよね。週に2～3回、外が明るい時間にウォーキングやジョギングを行うと効果的です。健康管理をするうえで運動を生活に取り入れることで、ストレス解消、体質改善、健康増進などさまざまなメリットがあります。
夜勤前の運動に関してはこちらも参考にしてください。
太陽の光を浴びると、セロトニンが分泌、メラトニンになり自律神経が整います。
自分の大好きなことを、仕事後や休みの日に行うのも良いでしょう。好きなことを行うことで気持ちがリラックスして、副交感神経優位になります。