夜勤の疲れが取れない・・・それ「副腎疲労」かもしれません

2019年11月5日

夜勤で働いていると、充分な睡眠を取っているにもかかわらず体の疲労が全く抜けない、だるさがずっと続いている、元気な日が少ないといった症状があるという方いませんか?それは「副腎疲労」かもしれません。

副腎疲労という症状は近年、注目されている症状です。身体の不調や疾患が副腎で作られているホルモンが関わりがあるということが近年判明しました。慢性疲労で苦しんでいる方、腸の炎症やアレルギーの方、精神的に落ち込んでいる方、副腎を元気にすることでそれらの症状を軽くすることができます。

今回は「副腎疲労」とはどういうものなのか、疲労の原因となるものは何なのか、副腎疲労を改善させる方法というものを解説していきます。夜勤で働いている方、もしかしたらあなたは副腎疲労かもしれませんよ。

夜勤 副腎疲労

夜勤の疲れは副腎疲労かもしれない

副腎とは

まず「副腎」ってどんな臓器なのでしょうか。副腎は左右の腎臓の上部に1つづつあって、分泌されるホルモンが血圧や免疫機能などの体内環境を一定に保つ重要な役割を果たしてくれる臓器です。副腎は血圧や血糖などの体内環境を一定の状態に保つホルモンを作っています。

副腎から分泌されるホルモンには皮質のホルモンである「ステロイドホルモン」と髄質のホルモン「カテコールアミン」があります。ステロイドホルモンの中の「コルチゾール」はさまざまなストレスに対処するホルモンで、ストレスが多くなるとコルチゾールが過剰に分泌されます。過剰な分泌が続くと、副腎が疲れてしまい分泌量が減ってしまいます。この状態を「副腎疲労」と言います。

副腎疲労を起こしてしまうと、生活習慣病やうつの症状、慢性疲労、アレルギー症状、バセドウ病、不妊症などを発症することもあります。副腎疲労は一見健康そうに見えるものの、体の疲労、精神的な疲労に悩まされる症状です。肉体的、精神的に異常を感じて病院で受診、検査を受けても、数値は異常がなく正常値、うつ病と診断されてしまい、抗うつ剤を飲んでもまったく効果なしということもあるのです。

 

副腎を疲れさせる食べ物

副腎を疲れさせる食べ物というものがあります。食べ過ぎることで、副腎が疲労してしまい、腸の炎症やアレルギーを引き起こすことがあります。下記の食べ物を減らすことで副腎疲労をおさえることができます。

砂糖
カフェイン
小麦製品(グルテン)
乳製品

副腎の回復をはかるには、副腎を疲れさせる食材をなるべく控えめにすることが大切です。夜勤中にカフェイン入りのドリンクを常に飲んでいる、飲みすぎてしまう。チョコレートを常に口にしてしまう、甘いものを常に口にしている方も要注意です。

炎症やアレルギーを引き起こす原因ともいわれている、小麦に含まれているグルテンも注意が必要です。過剰に摂りすぎてしまう事で、副腎疲労を起こしやすくなります。

テニスのトッププレイヤーのジョコビッチ選手が著書の中で、グルテンフリーの食事を主に摂取しているということは有名です。小麦を使った食材、乳製品を減らすことで副腎疲労を改善することができると言われています。

 

副腎疲労チェックリスト

寝ても夜勤の疲れが取れなくて、常に疲労感がある方。気持ちが前向きでない、落ち込んでいる方は副腎疲労かもしれません。下記の項目は副腎疲労の可能性がある方にあてはまる症状です。もしかしたら副腎疲労かもと感じている方はチェックしてみてください。

朝起きられない
毎日つらい気持ちになる
よく寝たのに疲れが取れない
常にイライラしている
甘いものを好んで毎日大量に食べている
カフェインが入ったものを常に体が欲する
仕事で集中できない
気持ちが落ち着かずにパニックになる
怒りの気持ちの制御ができない
肥満である
抜け毛が多い
風邪が治りにくい

副腎疲労をなくすにはどうすれば良いのか

自分は副腎疲労ではないかと考えた時、どうすれば良いのでしょうか。最初に知っておきたいのは、副腎疲労を治療する薬はないということを知っておきましょう。治療薬はないですが、改善はすることができます。

副腎疲労の改善方法は食生活や生活のリズムを改善、見直すという事が大切です。食生活と生活のリズムを改善することで、3カ月ほどで効果があらわれます。精神的、肉体的疲労が少なくなります。

食生活に関しては、糖分を少なめにすることです。副腎疲労は血糖値の上げ下げが強くなりやすいので、副腎を休ませるためには血糖値を上げる砂糖が入った食品(甘いお菓子)を控えめにすることをおすすめします。副腎が疲れていると消化機能が低下してしまっているので、一度に食べずに少しずつ食べることが大切です。(できれば砂糖が入った食べ物は控えるようにしたほうが良いです)空腹を感じた時には、ナッツ類や果物などで空腹感を満たすことをおすすめします。

コーヒーなどカフェインが入ったものを日常的に摂取している方も多いと思いますが、カフェインは副腎に大きな負担となることもあるのです。カフェインはコルチゾールの分泌を促す働きがあるので、カフェインの過剰摂取はやめましょう。どうしても飲みたい方はコーヒーは週に1~2杯ほどにとどめておくことをおすすめします。

ジャンクフードやスナック類のお菓子を好んで食べる方、これらには添加物などが多く含まれています。添加物が多い食べ物はなるべく控えるようにしましょう。

生活リズムを見直すことも大切です。夜勤明けに寝ないで遊びに行ってしまう方、活動してしまう方で、休んでも疲れが取れないという方は副腎疲労の可能性があります。夜勤明けは必ず帰宅して、充分な睡眠をとることを心がけましょう。夜勤で働いていると体内時計がずれてしまいがちです。体内時計を元に戻すことで副腎疲労の症状が良くなります。夜勤で働いている方はバランスの良い食事、充分な睡眠を心がける必要があるということです。

体内時計に関してはこちらも参考にしてください。